黙示5:1~5


黙示5:1~5

 「また、私は、御座にすわっておられる方の右の手に巻物があるのを見た。それは内側にも外側にも文字が書きしるされ、七つの封印で封じられていた。また私は、ひとりの強い御使いが、大声でふれ広めて、「巻物を開いて、封印を解くのにふさわしい者はだれか」と言っているのを見た。しかし、天にも、地にも、だれひとりその巻物を開くことのできる者はなく、見ることのできる者もいなかった。巻物を開くのにも、見るのにも、ふさわしい者がだれも見つからなかったので、私は激しく泣いていた。すると、長老のひとりが、私に言った。「泣いてはいけない。見なさい。ユダ族から出た獅子、ダビデの根が勝利を得たので、その巻物を開いて、七つの封印を解くことができます。」


 御座に座っておられる方の右の手に、巻物が握られていました。これは、三つの意味があります。3つの巻物を握っておられます。聖書と大宇宙(人類の歴史全体)とあなた自身です。黙示録の人生観は「一巻の巻物のようなものである」ということを教えていると思います。人生は、一望(いちぼう)のもとに見える平面的なものではなく、予測のつかない不可解な巻物だと教えています。
 しかし、はっきりとわかっていることは、全知全能全愛の神の御手に、それが握られているということです。そこに、安心が生まれます。
 二つ目に、はっきりわかっていることは、その巻物は、裏も表も文字が書いてあったということです。これは、逆境も順境もみな神の支配の中にあり、すべてに意味があるのだと教えています。神は、万事を働かせて我々の祝福と変えてくださる方です。信仰とは、この人生の意味を汲み取る力だと思います。

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